「写真植字の百年」

場所:印刷博物館 東京都文京区
日時:2025年1月12日
展示概要:写真植字の誕生100周年を記念して企画された企画展。写真植字100年の歴史を遡る。

行った理由
以前から気になっていた企画展で、印刷技術やフォントなどに興味があったため、企画展の概要をSNSで知り訪れたいと思った。

印象に残った展示
特に印象に残ったのは、日本に写真植字機をもたらした石井茂吉と森澤信夫のストーリー解説。また各メーカーの実際の機械や模型、携わった人のインタビューである。

その中でも、リョービの機械に携わった方のインタビューでは、努力したこととして「お客様のところへ出向き、こういう機能があったらどうかと、改良改善ではない新しい提案をして意見をもらった。」と話しており、後発企業の新しい機能で差別化するという精神がよく現れていると感じた。勉強や自身のこれからの活動でも役に立つ考え方だと思ったためメモした。また、差別化としてデザイナー目線でデザインができる写植機を作りたかったとも語っていて、業界に可能性を広げる提案となっているのがよくわかった。

まとめ
ありきたりな感想ではあるが、実際に資料や巨大な機械などの現物を見ることができ、写真植字に関する基礎的な知識を得ることができたと思う。また、写真植字機の誕生によって、現代にも溢れる個性豊かなデザインフォントが誕生できたことに改めて感謝しようと思った。

フォントメーカーの方のインタビューで、文字は一つが良くても上下右左どこに別の文字が来ても美しく映えるものでないといけない。だから文字を作るのはコツがいる。と話している方がいた。自分は、文字の制作に興味があったが、もう少し文字や印刷に対する理解を深め、文字と向き合う必要があると感じた。

常設展も含めて通い続けたい場所だ。


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